「農民」記事データベース20150914-1181-07

農のこころ

丸山美沙夫


 落し水畦は役目の力抜く

         今村 庸浩

 俳誌『白炎』から。稲作にとっては大切な水だが、稲穂が成熟してくると、収穫にそなえて田んぼの排水をする。これが「落し水」である。今まで保水の役割を果してきた畦を切って排水口をつくり、いっきに水を落す。田を乾燥させ、刈り取りを効率よくするためだ。稲と水の大切さ、畦の役割が巧みに詠まれている。

(新聞「農民」2015.9.14付)
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2015年9月

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