農のこころ丸山美沙夫
落し水畦は役目の力抜く 今村 庸浩 俳誌『白炎』から。稲作にとっては大切な水だが、稲穂が成熟してくると、収穫にそなえて田んぼの排水をする。これが「落し水」である。今まで保水の役割を果してきた畦を切って排水口をつくり、いっきに水を落す。田を乾燥させ、刈り取りを効率よくするためだ。稲と水の大切さ、畦の役割が巧みに詠まれている。
(新聞「農民」2015.9.14付)
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[2015年9月]
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