「平和のための戦争展」を開催
戦争法案 廃案へ
歌声カフェも
京都・農民連丹後地域センター
農民連丹後地域センター(京丹後市)を会場に、「平和のための戦争展」が8月7〜9の3日間、開催されました。軍靴や出征時のノボリなどのほか、元自民党幹事長の野中広務さんを通じてアメリカから帰ってきた日章旗も展示され、のべ200人が訪れました。
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農民連丹後地域センターの倉庫が「戦争展」の会場に |
2日目には、「歌声は平和の力」ということで「平和の歌声カフェ」が開かれ、63人の参加で歌声を響かせました。「看板を見て」「前から気になっていた」「軍歌はあるのか」など、来場者が途切れません。
13歳の参加者が「昔の人が使っていたものが目の前にあることに少し感動。16歳の若者が戦死したとの展示があり、兄と同じ年なので胸が苦しくなりました。『はだしのゲン』を読むことができて、生々しい戦争の様子がわかりました。読んでよかった。今日の経験を友達にも伝えたい」と感想文を書いていました。
最終日には2人の方に自らの戦争体験を語っていただきました。当時20歳の方もすでに90歳になり、たいへん貴重な機会となりました。
丹後では20年ぶりとなった「戦争展」。戦争体験者の方のお礼の言葉や子どもたちの感想文を読んで、「やってよかった」との思いを深めています。おりしも戦争法案の審議が続けられていますが、平和憲法のもとではありえない法案は、廃案にするしかありません。
(京都・農民組合丹後地域センター 安田政教)
(新聞「農民」2015.9.7付)
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