農のこころ丸山美沙夫
転作の田も視野にあり案山子立つ 川井 掟 『ザ・俳句十万人歳時記』から。日本の米作を守るための減反政策であったが、それに協力してきた農家も、戸惑いと不安は増すばかり。転作はしてみたが、他に収益の上るものがなければ、低米価でも放棄できない。この句はその現実を捉えているのではないだろうか。米作を守る「田も視野に」した案山子の出番。
(新聞「農民」2015.9.7付)
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[2015年9月]
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