安倍政権ただちに退陣を
戦争法案廃案 9条守れ
関連/安倍政権は国民の声聞け
8・20国会前集会
総がかり行動
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は8月20日、14回目となる戦争法案反対国会前集会を開き、時折雨が降るなか、2300人が集結しました。
民主党、日本共産党、社民党のあいさつ、実行委員会3団体の代表の発言に続き、3氏が連帯のあいさつをしました。
辺野古への基地建設を許さない実行委員会の中村利也さんは「戦争法案に沖縄の人々は危機感をもっている。また、沖縄の問題は沖縄だけの問題ではない。戦争法案を廃案に追い込み、辺野古に基地を作らせないためにたたかおう」と訴えました。
日本弁護士連合会の山岸良太さんは、だれがみても戦争法案が違憲であることを詳しく解説し、各地域や国会周辺の行動など、あらゆる取り組みに立ち上がることを呼びかけました。
日本体育大学の清水雅彦教授は、安倍首相のいう「積極的平和主義」を「戦争主義」だと厳しく批判。「全世界の平和的生存権を実現し、軍隊を否定し戦争をしないことを定めた日本国憲法を守ろう」と述べました。
参加者は、国会に向けて「安倍政権は直ちに退陣」「強行採決は許さないぞ」とコールしました。
中央3団体が国会前集会
国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、中央社会保障推進協議会の3団体は8月19日、水曜日定例の国会前集会を共催で開き、労働組合や市民団体から150人が参加しました。
日本共産党の真島省三衆院議員が国会報告を行いました。真島議員は、同党の小池晃参院議員が11日の国会質問で明らかにした自衛隊の内部文書の問題に触れ、「この文書には“8月中の戦争法案成立、来年2月施行”を前提にして、法案の実施計画や部隊の編制計画まで書かれている。しかも今国会に戦争法案が提出された5月末時点に、中谷元防衛相の指示で作成された。こんな国会無視が許されてはならない」と厳しく糾弾しました。
国公労連(日本国家公務員労働組合連合会)中央執行委員長の宮垣忠さんもマイクを握り、「私たち公務員は、戦前は天皇のため、戦争のために働くことを強要された。それが今の憲法で、国民全体への奉仕者として働くことができるようになった。もう二度と戦争のために働きたくない。国民の共同の力で、なんとしても戦争法案を廃案にしよう」と訴えました。
最後に「安倍政権は国民の声を聞け!」「戦争法案は廃案にせよ!」と、元気にシュプレヒコールしました。
(新聞「農民」2015.8.31付)
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