「農民」記事データベース20150824-1178-21

旬の味


 お中元が最盛期のマンゴー。地元の消費より本土出荷がほとんどだそうです。本土の知人や家族に送ることが地元の主な利用方法です▼沖縄本島は7月に2度、台風被害がありました。台風の度に本土に飛行機が飛ばない情報がテレビで流れます。観光客への影響しか考えなかったのですが、マンゴーの出荷に影響がでることがわかりました▼マンゴー農家の知人が「本土に出荷できないのが30キロあるけど買う人いない? 熟しすぎるから保存できない」と化粧箱に詰めたマンゴーを取り出します。道の駅やスーパーに、本土出荷できなかった安値のマンゴーがずらり。心が痛いです▼知人のマンゴーは無農薬栽培なのでたくさんの方に協力してもらいました。生産者との関わりがあるからわかった台風被害のこと。消費者に知ってほしいので産直友の会ニュースで風対策の様子や被害を知らせています▼地産地消で生産者を支えてほしい。8月は台風と猛暑で野菜が少なくなるので、友の会の野菜配達も休みとなりました。

(な)

(新聞「農民」2015.8.24付)
ライン

2015年8月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2015, 農民運動全国連合会