ずっと続く支援
“ありがたい”の声
宮城災対連 38回目
土建板橋(東京)も合流
宮城農民連などで構成する宮城災対連の「炊き出し&なんでも相談会」が7月11日に行われました。
震災以来38回目の取り組みで、今回は東京土建一般労組板橋支部(福地孝志委員長、以下土建板橋)の大工さんら23人が合流しての支援活動です。
支援が細くなり
石巻市の大橋仮設住宅では、320戸を対象に米、台所用品などを配布し、集会所前で焼きソバ、カキ氷、讃岐うどんなどの炊き出しに住民の列ができ、土建板橋が子どもたちと一緒に椅子作り、ベンチ作りに汗を流しました。
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椅子づくりに子どもたちも真剣そのもの |
まだ、移転先は決めかねているという70歳代の女性は「支援が細くなり、一部にしか渡らないことがある。こうして全戸に配っていただけるのでありがたい」と話していました。
ベンチや椅子を
12日は、東松島市のひびき工業団地で農民連と土建板橋による支援行動。農民連は、各戸に米を届け、土建板橋は焼きソバ、かき氷などを提供。包丁研ぎのほか、自治会の要望でベンチや椅子をつくり、寄贈しました。
仮設住宅には大きな被害を受けた、野蒜(のびる)地区の住民が多く、高台への移転を予定していますが、今、山を崩して造成中で、完成までにはあと2年近くかかるとのこと。被災者は6年越しの仮設暮らしを強いられることになります。また、災害公営住宅を選んだ住民も「新たにかかる家賃の負担が大変」などの声が聞かれました。
各地の物資届く
継続した支援が求められるなか、6、7月の支援行動には山形県農民連からさくらんぼや米、茨城、千葉から米、野菜、沖縄からモズクなど貴重な物資の支援があり、被災者のみなさんに歓迎されました。
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山形県農民連のサクランボを小分けします |
(新聞「農民」2015.8.24付)
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