南佐久地方(長野)広範囲に降雹被害
レタス、白菜など9億2000万円
菊池南牧村長、藤野衆院議員が現地調査
8月1日の夕方、長野県南佐久地方の広い範囲で長時間の降雹(こうひょう)があり、川上村や南牧村ではレタス、白菜などの野菜に甚大な被害がありました。菊池幸彦南牧村長(農民連会員)の案内で、藤野保史衆院議員(日本共産党)とともに現地調査に同行しました。
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レタスの降雹被害を視察する藤野議員(右から2人目)ら=長野・南牧村 |
特に野辺山を中心にした地域ではレタスがほぼ全滅で、農家の話では「これから苗を植えても間に合わないかもしれない」とのことでした。また、この地域は県内有数の大規模野菜農家が多く、雇用への影響なども懸念されるとのこと。菊池村長の話では「南牧村では300余りの農家の約6割が被害にあい、レタス、白菜など9億2000万円の損害で、年間農産物出荷額の約1割が失われたのではないか」といいます。また「米などは価格下落時の所得の補償制度はあるが、野菜の自然災害による被害の補償制度も必要で、国に求めていきたい」と話しています。
(長野・佐久農民センター 釜江弘和)
(新聞「農民」2015.8.24付)
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