「農民」記事データベース20150810-1177-08

タマネギ・メークイン
引き続き学校給食に納品

地産地消・安全な農産物を
子どもたちに食べさせたい

奈良
大和郡山子どもの食を考える会


今年から中学校にも

 奈良県の「大和郡山子どもの食を考える会」では、昨年に引き続き大和郡山市の小学校や、今年度から新たに学校給食がスタートした中学校に玉ネギ、メークイン(ジャガイモ)を納品しました。

 「大和郡山子どもの食を考える会」は「地産地消のおいしくて安全な農産物を子どもたちに食べさせたい」という願いで4年前、お母さんたちと農民連の生産者らが協力して立ち上げました。

 玉ネギの苗植えから除草・収穫・出荷作業だけでなく、「親子料理教室」「玉ネギの皮染め体験」「食育カルタ作り」など多彩な活動を積み重ねてきました。納品した野菜は、やまとカレーライスや、クリームスープのメニューに使用されました。

 納品量は、玉ネギが397キロ、メークインは416キロ。イオンの「大和郡山の日」の出荷と合わせると、玉ネギ717キロ、ジャガイモ616キロで、昨年の倍量となり、参加した生産者も13人に増えました。

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玉ネギを出荷している西畑宏さん(左)と寺川豊さん

 給食用に出荷できなかった小玉の玉ネギなどは、朝市やレストランに販売予定のほか、粉末化も検討されています。

 「考える会」では、生産者全員が、栽培期間中に化学農薬や化学肥料を使わずに生産していますが、なかなか玉が大きくならなかったり、メークインが一部分だけ緑変したりと今年も苦労しました。良質の玉ネギができた人の技術をみんなで共有しようと勉強会も計画、来年は納品量を増やそうと意欲的です。

(奈良県農民連北和センター 森口いち代)

(新聞「農民」2015.8.10付)
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2015年8月

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