農のこころ丸山美沙夫
ひまわりの首刎ねている転作田 粥川 青猿 句集『冬の象』から。作者は北海道士幌町生れ。父は開拓農であっただけに、体得した農魂が逞しく作句にも感じられる。この句は平成十七年頃の作だと思うが、米作の減反政策が迫られる中で、模索する農家の人々の苦悩が浮きぼりにされているようだ。地域の活性化をめざす、ひまわりだろうか。怒りの農の姿とも。
(新聞「農民」2015.8.3付)
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[2015年8月]
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