秘密交渉のTPP合意
認められぬ
長野・食健連
緊急宣伝と反対署名行動
農業・農協つぶし反対も訴え
長野県食健連と、千曲市、坂城町、長野市南部を管轄する更埴地域食健連は7月9日、TPP交渉をストップに追い込むため、「国会決議違反、秘密交渉のTPP合意は許されない」と緊急宣伝と反対署名行動を長野市の長野駅前で行い、40人が参加しました。
折しも日米協議が始まる当日のお昼どき、TPP反対の訴えビラ、JAちくま、JAグリーン長野の労組が用意してくれた2種類のキノコ500セット、「TPP交渉からの撤退を求める請願署名」「農協改革の名による農業・農協つぶしをやめさせ地域を守る国会請願」の2種類の署名用紙を準備し宣伝しました。
|
TPP交渉からの撤退、農協つぶしストップを呼びかけて、署名・宣伝行動をしました=長野市 |
1時間ほどで356人が署名に応じ、651人分が集まりました。署名をした男性は「私はJA中野市の総代だが、戦争法案に隠れてしまっているようななかで目に見えるアピールを市民にしなければ」と語りました。
県内のメディアも多数訪れ、県農民連の菊池信行副会長は「安全・安心な日本の農産物で食を守る世論を広げたい」と取材に応じていました。
長野駅前では数年来、単協労連を中心に宣伝行動をしていましたが、今年は県食健連が要請し、合同で行うことになりました。JAの男性は「初参加でしたが、農業以外の分野の人と行動ができてよかった」と感想を述べていました。
(長野・更埴地域食健連 諏訪あらた)
(新聞「農民」2015.7.27付)
|