「農民」読者
1000人拡大キャンペーン
新聞拡大にチャレンジ
宣伝紙もち対話重ねる
千葉県農民連副会長
越川洋一
厳しい農業情勢と食料自給率の低下というプロセスのなか、その打開の方向を生産者と消費者との協働に求めつつ、安全安心な国産品を産み出す努力を続けてきました。長く重い課題でしたが、有機栽培という打開の光が見えてきました。
新聞「農民」の連載「私と土づくり」の執筆を通じて、農家はもとより消費者においしいものを生産する技術の到達点を報告する意義を拡大と結びつけました。低米価、TPP、農協改革は、荒れる農地と崩れる農村の文化に波状的に押し寄せています。
さらに戦争法案は生きがいの基本を否定することになります。これらの積年の屈辱感が拡大を進める力となっています。
これまで役場職員、JA職員、産直センター職員などに購読を訴え、さらに革新懇など大きな会議で2度、購読の訴えを入れて新聞を配布しました。これからは同期会、生産組合、近隣集落を回り、対話して歩きたいと思います。
仲間の組合員にも呼びかけ30人の読者の拡大を目指します。手元には150部。あと200部を取り寄せ、「拡大キャンペーンの1000部の目標に挑戦して対話を重ねればもう一つ明るい光が見えてくるかもしれない」と、そう自分と対話しています。
目標きめ電話で働きかけ
対象者次つぎ浮かんできて
常任委員
沖津由子(青森)
個人の拡大目標を新聞読者5人、会員1人と決めました。電話作戦で、菜種油を買ってくれている消費者の方、食に関心のある地元の方が快くとってくれました。また、米の産直で結びついていた新日本婦人の会の支部長さんが札幌に転居していったのですが、声をかけたらすぐに購読してくれました。神戸のおばや民商にも電話して購読してもらいました。これで5部になりましたが、全国代表者会議に参加して、「この人にも購読してもらおう」と対象者が次々に思い浮かんできました。その後、県母親大会でそのなかの一人に出会い、購読してもらうことになりました。
また、会員拡大では、40歳代の新規就農の方が税金と産直のことに関心をもってくれたので、後日、税金の手びきとノート、加入申込書、新聞をもって夫と訪問しました。入会には至りませんでしたが、産直に興味をもってくれたので、会員になってくれるのではと希望をもっています。
新聞の「読者からのお便り」欄に、住所が横浜町で私が知らない人が載っていたので、調べてみたら、会員さんの娘さんでした。家に置いてある新聞を娘さんが見てくれていて、みそづくりをしたので、投稿してくれたようです。地元で話題になって励まされています。みんなで新聞に投稿しましょう。
(新聞「農民」2015.7.20付)
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