農のこころ丸山美沙夫
農を継ぐ日焼の腕の力瘤 上〓(※)智恵子 『ザ・俳句十万人歳時記』から。いま農業を支えている大半は高齢者であろう。大きな要因は、農業を継ぐ若者がいない。家族農業では生活できない。営農への展望を失わせているところにある。だがこの一句はそれを払拭するような逞しさ、力づよさを感じる。重大な岐路に立つ農業を、見据えた頼もしい「力瘤」だ。
※〓は、「いってんしんにゅう」の「辻」。 (新聞「農民」2015.7.6付)
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[2015年7月]
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