国会決議違反、民意を無視した
TPP「合意」は許されない
米連邦議会上院TPA法可決で
3氏らが緊急アピール
関連/安倍政権にレッドカード!
アメリカ連邦議会上院でTPA(貿易促進権限)法が可決されたことを受けて、醍醐聰(TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会よびかけ人)、中野和子(TPPに反対する弁護士ネットワーク事務局長)、山根香織(主婦連合会参与)の3氏をはじめ、TPPに関するフォーラム実行委員会有志は6月26日、「国会決議違反、民意を無視したTPP『合意』は許されない!」とする緊急アピールを発表しました。
アピールは、甘利担当大臣が「7月下旬には閣僚会合で大筋合意も可能だ」とコメントし、マスコミもそれが当然の流れであるかのように伝えていることを批判。
さらに、「オバマ政権が、今後、交渉の『大筋合意』をめざして、TPAを成立させた議会の圧力も背景に、参加国に対してより強力に譲歩を迫ってくることは明らかであり、一層理不尽な内容を押しつけられる危険はむしろ強まった」と指摘しています。
最後に「全国各地で共同の力を発揮し、『国会決議を踏みにじるTPP交渉合意は許さない!』の声と行動を強めましょう。国会議員には、自らの責任において行った『決議』を守るために行動をとるよう求めましょう」と結んでいます。
女の平和 6・20国会ヒューマンチェーン
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(新聞「農民」2015.7.6付)
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