旬の味
5月2日は八十八夜も迎え、京都でも新茶の収穫が最盛期に入りました。立春から数えて八十八日目のこの日が、新茶の収穫時期と昔から伝えられ、通年で肥培管理をしている茶園が最も光り輝く時期です▼今年は、雨が多く日照時間が短く、春先には急に気温が上がった日が続き、新芽が萌芽してから急激に伸び始め、ハラハラした日がありました。しかし、そんな心配もよそに予定通り収穫が始まると、みんなイキイキしています▼お茶は年中通じて味わえますが、新茶のこの時期でしか味わえない香り、味がありますので、ぜひ皆さんにこの新茶ならではの味を楽しんでいただきたいです▼また最近、ここ宇治茶の主産地、京都府の和束(わづか)町、宇治田原町、南山城村の茶畑などが「日本茶800年の歴史散歩」として、文化庁の「日本文化遺産」に認定されました。将来は、ユネスコの世界文化遺産への登録もめざしています。足を運ぶのもとてもお勧めです。ぜひ京都までお越しの際は、和束町までお立ち寄りください。 (W)
(新聞「農民」2015.5.18付)
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[2015年5月]
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