「農民」記事データベース20150518-1165-04

TPP

譲歩重ね、政治決着許さぬ

国会決議違反 交渉資格なし

関連/安倍暴走政治ストップ TPP交渉から撤退を 日本農業守れをかかげ


官邸前アクション

 安倍首相が訪米し、日米首脳会談を目前にした4月28日、毎月火曜日の夜に行われている恒例の「STOP TPP!官邸前アクション」が首相官邸前で行われました。

 PARC(アジア太平洋資料センター)事務局長の内田聖子さんが冒頭に情勢報告し、アメリカ議会の下院でTPP妥結に必須とされる大統領貿易促進権限(TPA)法案の採択をめぐって、情勢が大詰めを迎えているが、アメリカ国民の中にも大きな反対の声がわき起こっており、採択の見通しはまったくたっていないことなどを紹介。「TPP妥結は時間の問題かのようなメディアの報道はおかしい。国民に協定の内容も知らせず、譲歩に譲歩を重ねて、政治決着するなど、絶対に許されない」と訴えました。

 日本消費者連盟の山浦康明さんは、すでに日本政府が牛・豚肉の関税で大幅に譲歩し、さらに米の輸入枠を拡大する交渉も行われているとの報道に触れ、「国会決議を平気で踏みにじるような政権に、TPP交渉にあたる資格はない」と批判しました。

 日本共産党の紙智子参院議員、畠山和也衆院議員が駆けつけ、あいさつしました。


=第86回メーデー=

安倍暴走政治ストップ
TPP交渉から撤退を
日本農業守れをかかげ

画像  「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」をスローガンにした第86回中央メーデーが5月1日、東京・代々木公園で開かれ、2万8000人が参加しました。

 中央メーデー実行委員会の小田川義和代表委員(全労連議長)が「労働運動の原点に立ち返ったたたかいが、今迫られている」と主催者あいさつ。伊藤塾塾長の伊藤真弁護士、全国過労死を考える家族の会東京の中原のり子代表、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表が連帯あいさつを行いました。

 最後に、「安倍『暴走』政治ストップ、8時間労働を守れ、原発ゼロの日本の実現をめざしていきましょう」などとする宣言を満場の拍手で確認しました。

 参加者は3コースに分かれて、デモ行進を行い、「TPP交渉からの撤退を」「日本の農業を守れ」などとコールしながら歩きました。

(新聞「農民」2015.5.18付)
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2015年5月

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