分析センターだより
映画「パパ、遺伝子組み換えってなぁに？」
どんな物を食べればいいのか！！
考えたくなる中身 ぜひ鑑賞を
4月25日から遺伝子組み換え食品をテーマにしたドキュメンタリー映画「パパ、遺伝子組み換えってなぁに？」が公開されます。原題は「ＧＭＯ ＯＭＧ！」。ＯＭＧは「オーマイガー」の略。このタイトルが示すように、知れば知るほど、なんてこったい、なんとかしなきゃ！ そう感じてしまう、遺伝子組み換え食品とそれを取り巻く巨大な食産業の実態を描いた良作です。
パパの目線と子どもの感性で
映画監督のジェレミー・セイファートさんは3人のパパ。子どもがきっかけで「食」について考えるようになります。そして2歳のときから種マニアになった長男の影響で、種に「遺伝子組み換え」があることを知ります。
遺伝子組み換えってなんだ？ それを私たちは食べているのかい？ 子どもに食べさせて大丈夫なの？ 家族のことを考えたジェレミーさんは、みんなを車に乗せて、遺伝子組み換え食品の謎を探る旅に出ます。表示制度もなく、国民も遺伝子組み換え食品を食べていることすら知らないアメリカで、あちこちに散らばる矛盾や力業としか思えないような事実に出会う旅。パパの目線と子どもの豊かな感性を織り交ぜて物語は進んでいきます。
遺伝子組み換え食品の問題を指摘するだけの映画ではなく、最後には、これから私たちは、どんな食べ物を家族で選択していくのか、そしてどんなアクションを起こすべきなのかを、素直な気持ちで考えたくなる内容です。
配給は渋谷アップリンク。上映初日は私たち農民連食品分析センターも遺伝子組み換え大豆を検査するワークショップを開催し、上映支援をしています。
（八田）
監督 ジェレミー・セイファート
出演 セイファート監督のファミリー、ジル＝エリック・セラリーニ、ヴァンダナ・シヴァ
配給・宣伝 アップリンク
2013年、英語・スペイン語・ノルウェー語、フランス語
85分、カラー
※4月25日からロードショー
・渋谷アップリンク TEL 03（6825）5503
・名演小劇場 TEL 052（931）1701
・横浜ジャック＆ベティ TEL 045（243）9800
（新聞「農民」2015.5.4付）
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