農のこころ丸山美沙夫
厩出(うまやだ)し吾の学費に牛売られ 小川 水草 俳誌『俳句人』から。冬の雪が多い地方では、厩から牛や馬を外に出せなかった。春の若草が萌えはじめる頃に外に出すことを「厩出し」という。現在では農耕に使う牛馬はいないが、乳牛や畜産農家の厩出しは行われる。この作、大事な牛を売って息子の学費に当てるという。牛飼いの厳しい現実が詠まれている。
(新聞「農民」2015.4.20付)
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[2015年4月]
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