肥料センターなど竣工式
豪雪被害の施設を再建
復興への大きな一歩に
埼玉産直センター
ハウスの再建まだ7割
昨年2月14日から15日にかけて、70センチを超える豪雪と、明け方に降った雨が重なり、埼玉産直センター(深谷市)所有の建物5カ所と生産者の施設ハウスの多くが倒壊し、復旧に全力を挙げてきました。3月23日に、急がれていた肥料センターとレタス加工場、同入出荷場が完成し、竣工式が行われました。産直仲間や取引業者、行政関係者ら78人が参加しました。
木村友一代表理事は「生協をはじめ産直仲間のみなさまのご協力と、行政のご支援で今日を迎えることができました。土づくりを大事にしてきたセンターとして、肥料センターの復旧がまずは一番とがんばってきました。消費者の喜ぶ顔を思いながらさらに事業を進めていきます」と述べました。
小島進深谷市長をはじめ、県農林部、生協コープみらい、東都生協からお祝いのあいさつがありました。
 |
自動化された撹拌機 |
参加者は新しくなった肥料センターを見学。ほとんど自動化された発酵攪拌(かくはん)機やペレット状にする造粒機などの説明を受けました。肥料センターの入り口には「支援者・ボランティア一覧」の看板が掲げられ、農民連の各産直組織とともに、農民連本部と農民連ふるさとネットワークの名前も刻まれていました。
 |
支援・ボランティアをした各組織の名前が刻まれています |
一方、組合員さんたちの倒壊したハウスの再建は、着工が始まったのが7割程度にとどまり、以前の活況をとり戻すまでにはもう少し時間がかかるという深刻な面も合わせ持っています。復旧作業への人手の確保、資材高騰への支援など、さらなる行政の迅速な対応が求められています。
(農民連ふるさとネットワーク 森谷精)
(新聞「農民」2015.4.13付)
|