「農民」記事データベース20150406-1160-03

ふくしま復興共同センター

原発の再稼働するな!
福島切り捨て認めない

怒りの総行動

関連/オール福島の願い 42万人分を国会へ


 ふくしま復興共同センターは3月26日、大型バス3台で約120人が上京し、原発ゼロ100万人署名の第2次提出行動と政府交渉などの9波目となる怒りの総行動に取り組みました。

 午前中は、東京電力本社前で抗議集会が行われました。主催者あいさつをした共同センター代表委員の斎藤富春さんは、「大震災から4年。今なお12万人が県内外に避難を強いられ、原発事故関連死も1855人を数え、地震・津波による死者数を超えた」と述べ、「加害者の認識をまったくもっていない国と東電は許せない」と怒りをぶつけました。

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「国と東電は被災者に寄り添え!」と声をあげる参加者

 原発をなくす全国連絡会の盛本達也さん(全労連常任幹事)が連帯のあいさつ。原発再稼働に突き進む安倍政権を批判し、「国・東電は今こそ被災者に寄り添え。悪政阻止、安倍政権ノーの声を今日の行動で示そう」と呼びかけました。

 福島から2人が決意表明。漁業者の遠藤友幸さん(相馬市)は、汚染水の海への垂れ流しを隠し続けた東電を糾弾し、「若い漁業者は先がみえない。農業・漁業の再生に国と東電は責任をもて」と訴えました。

 浪江町の馬場績(いさお)さん(町議会議員)は、「自然の春はきても、被災地は春を取り戻すことができない。当たり前の生活を取り戻すその日までがんばろう」と呼びかけました。

 参加者は最後に、「賠償打ち切りは許さないぞ」「原発がなくなるまでたたかうぞ」とシュプレヒコールを響かせ、国会までデモ行進をしました。


オール福島の願い
42万人分を国会へ

画像  ふくしま復興共同センターは3月26日、「原発即時ゼロ、子ども・いのち・くらしを守る100万人署名」の第2次分を提出しました。提出された署名は、昨年4月の1次分とあわせて約42万人分に上っています。

 紹介議員には、衆議院から24人、参議院から14人の議員が名を連ね、提出集会には日本共産党の議員12人がかけつけ、署名を受け取りました。

(新聞「農民」2015.4.6付)
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2015年4月

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