「農民」記事データベース20150126-1150-05

農のこころ

丸山美沙夫


 畑のすず菜ひと〓(※)みも七日粥

              金山喜久子

 俳誌『道標』から。新年の行事の一つに七草粥がある。「すず菜」は青菜または蕪の別称であり、七草の一つ。一月七日に七種の若菜を入れた粥を食べると、邪気を除き万病にかからないという風習で、今も続けられている。また、七種が揃わなくてもよいとされていることも面白い。「ひと〓(※)み」の大らかさが明るい。

※〓は、「掴」の異体字、「てへん」+「くにがまえ」+「或」。

(新聞「農民」2015.1.26付)
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2015年1月

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