「農民」記事データベース20150119-1149-03

今年初の宣伝行動

今なら止められるTPP

交渉から脱退へ共同強めよう

関連/翼に憲法を あの空に帰ろう


官邸前アクション
東京 渋谷駅ハチ公前

 「STOP TPP!! 官邸前アクション」実行委員会は1月6日、東京・渋谷駅ハチ公前広場で今年最初の宣伝行動を実施しました。

 各分野の弁士がマイクを握り、TPP参加による暮らしへの影響を告発したほか、歌やコールでアピールしました。

 注目を集めたのは、TPPと医療問題をテーマにした路上演劇。日本がTPPに参加したと仮定した2030年の医療の姿を描き出し、高額の医療費で治療が受けられないなど、病院が患者の命よりももうけ本位に走る実態をあぶり出しました。

 そこに「99%レンジャー」が登場し、TPP参加前の現在の日本に時間を戻し、「今なら止められる。私たちの暮らしをTPPから守りましょう」と聴衆に呼びかけました。

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「今ならTPPを止められる」と寸劇で呼びかけ

 行動の最後に、全国食健連の坂口正明事務局長が「TPPからの撤退を求める運動を強めて、今年は日本の危険な進路の一つを止めたと言える年にしよう」と訴えました。

 皆勤の紙智子参院議員(共産党)も参加し、TPP交渉からの脱退を求める共同を進める力強い決意を述べました。


翼に憲法を あの空に帰ろう

JAL不当解雇撤回裁判原告団
文化のつどい

 JAL(日本航空)不当解雇撤回裁判原告団などでつくる実行委員会は12月23日、「翼に憲法を! JAL不当解雇を撤回させ争議の一日も早い勝利をめざす文化のつどい」を東京都大田区で開きました。

 JALによる不当解雇から丸4年。今年は最高裁判決が予想されます。原告団は、法廷闘争での勝利に向け全力をあげるとともに、1日でも早く自主解決を実現し、職場復帰をめざしています。「つどい」は、今後の運動を強める一環として開催されました。国際連帯として、韓国光州広域市「光山区立合唱団」が「翼をください」など美しい歌声を響かせました。

 バイオリンとピアノによる演奏に続き、演出家、福山啓子さん脚本の構成劇「翼に憲法を!」が上演され、合唱団のコーラスをバックに原告団のメンバーが、一人の客室乗務員「羽田洋子」の人生を通した裁判のたたかいを熱演しました。

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争議の1日も早い解決をめざすJAL原告団。韓国の光山区立合唱団のみなさんとともに

 最後に、客室乗務員原告団の内田妙子団長が「平和と安全なくして航空産業は成り立たない。安全と安心の社会を築く礎になっているのが憲法です。安全・安心を追い求めて、2015年こそあの空へ帰ろうと思います」と決意を述べました。

(新聞「農民」2015.1.19付)
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2015年1月

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