「農民」記事データベース20150105-1148-02

グリーンウエーブ中央集結行動

 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は12月17日、都内で2014年秋のグリーンウエーブ中央集結行動に取り組みました。


TPP交渉から撤退せよ
米価大暴落に対策をとれ
農業・農協つぶし改革反対

 農水省前行動

 農水省前の大衆要請行動には、約80人が集まりました。農民連の白石淳一会長が主催者あいさつ。安倍・自公内閣が3分の2を占めたのに対し、明確な対抗軸を示した共産党が躍進したことにふれ、「暴走政治を許さない共同が広がれば、政府を追い詰めることになる。運動を強めよう」と呼びかけました。

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多くの団体が集結した農水省前の要請行動

 群馬農民連の木村一彦会長をはじめ、国公労連、生協労連、全労連の代表が決意表明。最後に、農水省に向かって、「TPP交渉から撤退せよ」「米価大暴落に対策をとれ」などと元気よくシュプレヒコールを響かせました。

 農水省交渉

 その後、農水省で、農政と果樹の分野に分かれて交渉を行いました。

 農政交渉では、(1)食料自給率の向上(2)「農業改革」の中止(3)TPP交渉からの即時撤退(4)過剰米の市場隔離(5)米の需給と価格の安定のための抜本的対策――などを求めました。

 米価下落の問題では、参加者は、「過去に緊急買い入れを実施したこともある。『需給に影響を及ぼさない備蓄』と言うが、災害時のための備蓄という目的自体、需給調整そのものではないか」とただし、「今必要なのは、今年産の暴落対策だ。緊急に対策をとれ」と強く求めました。

 意思統一集会

 交渉後、参加者は参院議員会館に移動し「TPP合意阻止、農業・農協つぶし反対意思統一集会」を開催しました。

 全労連の小田川義和議長が主催者あいさつ。全国食健連の坂口正明事務局長は、「前向きな変化をさらに深めるチャンス。4月のいっせい地方選挙にも向けて、新春宣伝から取り組もう」と訴えました。

 討論では各地の活動が報告されました。福島県の亀田俊英さんは4年ぶりにグリーンウエーブ行動に取り組んだことを報告。愛媛県食健連事務局長の竹中隆さんは「県内の農協の組合長から「『TPPで国民を裏切ったら大変だ』というのが組合長の共通認識だった」と報告しました。

 新日本婦人の会の浅井まり中央委員は「全国の産直会議を開き、会員の隅々まで産直を知らせていこう、という方針で、各地で産直フェスティバルも開催した地方もある」と報告しました。

 中央収穫祭

 終了後は中央収穫祭が開催され、参加者は大いに飲み、語らい、2015年への英気を養いました。また来賓として日本共産党の紙智子、田村智子両参院議員と主婦連合会の山根香織会長、アジア太平洋資料センター(PARC)の内田聖子事務局長、保険医団体連合会の住江憲勇会長が出席しました。

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中央収穫祭で2015年に向けての英気を養いました

(新聞「農民」2015.1.5付)
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2015年1月

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