旬の味
今年最初の雪が降り、氷点下の朝が日常になった。長野県北部地震で被害を受けた白馬村では、スキーシーズンが始まった▼夏に南木曽で土砂災害があり、秋は御嶽山の噴火、そして先ごろの長野県北部地震と、今年の長野県は3つの大きな災害に見舞われた。観光産業を中心にいまだに影響は大きく残ったままで、出荷目前の白菜に積もった火山灰を払う農家の姿が報道された▼これまで一体どれほどの農民が、同じように自然と向き合ってきたのかと考えると、その根気と忍耐力に頭が下がる。しかし今、多くの農家が代々耕し続けた農地を次世代に引き継ぐことすら、ままならない状況に置かれている。私の周りでも、若い同世代の農家は同じ町内に片手ほどしかいない。その一方、国会は二世・三世議員であふれている▼私の望みは、これからも農業を続けること、次世代を育てること。そのためには、これからもたたかっていかなくてはならない。忍耐強く、諦めない。そんな農家の力が、政治を変えていくと信じている。 (よ)
(新聞「農民」2014.12.22付)
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[2014年12月]
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