「農民」記事データベース20141222-1147-05

NPT代表派遣・署名推進
全国交流集会に参加して

茨城県農民連代表常陸野農民センター 荻谷祥子


核兵器廃絶署名の重要性学ぶ
改めて戦争放棄と核廃絶に強い思い

画像  このたび、茨城農民連代表として来春のNPT(核拡散防止条約)再検討会議ニューヨーク行動に派遣されることとなり、11月26、27の両日に都内で開かれた全国交流集会に出席しました。

 潘基文国連事務総長が核兵器廃絶にイニシアチブをもって行動していることや、アンゲラ・ケイン国連上級代表が「署名を持って多くの人がニューヨークに来てほしい」と訴えていることなどを初めて知り、核兵器廃絶アピール署名を集めることの重要性を学ぶことができました。

 交流集会での報告書にあったように、核兵器は人道上の問題からも廃絶すべきであるというのが世界の潮流であり、NPT会議を含めて、いま確かな前進があるということをもっと多くの人に訴えて、たくさんの署名を集めたいと思いました。

 震災以後、茨城は福島の隣県であり、また東海第2原発が立地していることもあって、脱原発への関心が非常に高まっています。私も参加している毎週金曜日の原電茨城事務所前抗議アクションでも、初参加の人や若者の姿を毎回のように見かけます。

 しかし、最近は「ガールズ&パンツァー」(大洗町を舞台に女子高校生が部活として戦車を操縦するというアニメで、県が観光資源としてPRしている)や自衛隊百里基地航空観閲式でのオスプレイ展示など、戦車・兵器への抵抗感をやわらげようとする動きが活発になっている気がします。

 茨城は太平洋戦争で水戸空襲や日立の米軍艦砲射撃を経験した土地です。いま、あらためて戦争放棄と核兵器廃絶の強い思いを皆が共有することが必要なのではないかと思います。

(新聞「農民」2014.12.22付)
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2014年12月

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