BRAぶら しんのみまつり
千葉 多古町旬の味産直センター
このまんじゅう すごい高級品!
地図を片手に散策しながら
産直のつながりの魅力満喫
千葉県の多古町旬の味産直センターは11月8日に、毎年恒例となった「BRAぶらしんのみまつり」を開きました。イタリアのスローフード運動から着想を得て2001年に始まり、今回が14回目です。
貸し切りバスで参加した神奈川の新日本婦人の会を中心に、1000人以上が参加。若い親子連れの姿も数多く見受けられました。
参加者は産直センターのある集落を、手作りの地図を片手に散策。古い日本家屋、農道、傍らに咲く花、秋を迎える山あいなど、多古町の農村空間の雰囲気にどっぷり浸ります。
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農家と消費者がふれ合い交流したBRAぶらまつり |
訪ねた農家宅では、さまざまな郷土料理が庭先でふるまわれ、手作りのまんじゅうを口にしながら、ある参加者が「このおまんじゅう、あんこの中に栗とサツマイモと、クルミが入ってる! すごい高級品だわ!」と驚いていたところ、農家の方が「田舎のまんじゅうが、都会では高級品になっちゃうの? まあ、やだわ(笑)」など楽しい会話が交わされました。
また蓮の花やイガ栗、松ぼっくりなどを炭にした「飾り炭」の展示販売、民芸品の手作り体験などもありました。
最後は広場で、東京からバスで参加した小学校の子どもたちが民舞を披露したり、産直センター青年部によるもち投げでにぎわうなど、参加者は産直のつながりの魅力を存分に満喫しました。
(農民連ふるさとネットワーク 笠原尚)
(新聞「農民」2014.12.1付)
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