「農民」記事データベース20141201-1144-04

米価大暴落・TPP交渉

大同団結して暴走阻止を

富山

関連/TPP反対の共闘広げよう


 県食健連シンポ

画像  国民の食糧と健康を守る運動富山県連絡会(富山県食健連)は11月9日、「大丈夫? 食・農業・TPP」と題したシンポジウムを富山市で開きました。米価の大暴落と年内妥結をもくろんでTPP交渉が進められている現状から、県民に食と農の問題をアピールし、一緒に考えてもらおうと企画されたものです。

 会場には、生産者や消費者、行政に携わる人など100人ほど参加があり、生産者、消費者の代表の発言や、農政ジャーナリストの松澤厚さんの講演、県JA中央会の穴田甚朗会長、富山大学の酒井富夫教授のコメントを熱心に聞きました。

 安倍政権の暴走がグローバル企業のもうけのために地域農業を破壊し、食の安全を脅かしていることに対する告発に、会場から「私は消費者だが、米の生産には、これだけの経費がかかるんだということを農協も堂々と主張してほしい」「農業も大変だが、原発などさまざまな分野で攻撃が仕掛けられている。大同団結して暴走を止めなければいけない」などの意見が出されました。

(富山県農民連 境欣吾)


TPP反対の共闘広げよう

石川 グリーンウエーブの一環

県食健連が17農協訪問

 11月11、12の両日、石川県内の17農協を訪問し、TPP反対での「一点共闘」を広げようと懇談、要請をしました。この行動は、TPP参加に反対する石川県連絡会が秋のグリーンウエーブの取り組みの一環として行ったものです。

 農協では「農協系統の方針に従って行動したい」という回答が多いなかでも、「アメリカ言いなりではダメだ」「米価暴落で大規模の人ほど影響が大きい。つなぎ融資や資金繰りの相談も来ており実態は深刻である」「これまで規模拡大を進めながら、今となってバッサリと切り捨てる政策では困る」と、農村現場の実態を聞きながら、懇親を深めました。

(石川県農民連 宮岸美則)

(新聞「農民」2014.12.1付)
ライン

2014年12月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2014, 農民運動全国連合会