鹿児島川内原発再稼働に「同意」
県民世論を無視 許せない
県庁前抗議集会で怒りの声
11月7日に、臨時鹿児島県議会で「川内原発再稼働に賛成する陳情」が採択され、伊藤祐一郎知事は再稼働について「同意」を表明しました。
住民説明会では、避難計画や、火山噴火、地震対策等について多くの疑問や不安の声が続出し、30キロ圏内の自治体では、廃炉をもとめる意見書や避難計画なしに再稼働を認めないことを求める意見書が上がっていました。
そのなかでの再稼働同意に対して、県庁に集まって抗議行動を繰り広げた人々から「県民の世論を無視した許しがたいものだ」と怒りの声が上がっていました。鹿児島県農民連の園山一則会長も、農業者の立場から、再稼働阻止を訴えました。
川内原発再稼働については、県内のみならず全国からも大勢の人が集まり、抗議行動を繰り広げました。なかでも福島県から「川内原発再稼働を許さない! 福島県代表団」として、福島県農民連の亀田俊英会長をはじめ10人の代表が来鹿しました。
6日に鹿児島県の代表と懇談会を行い、原発事故の収束などとは程遠い福島の現状を口々に訴えました。
代表団は、県議会の傍聴を希望していましたが、断られ、県庁の異常な厳戒態勢にあきれていました。
(新聞「農民」鹿児島県版から)
(新聞「農民」2014.12.1付)
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