米つくって、飯くえねぇ
怒 怒 怒 怒 怒
福島・米価行動
うれしい収穫がつらくなる
安達地方農民連
軽トラなど連ねパレード
全国で米価大暴落の抗議行動が行われているなか、福島県安達地方からも声をあげようと役員一丸で決起し、安達地方農民連主催の「米つくって、飯くえねぇ!米価大暴落10・8怒りの農民行動」が行われました。
当日は稲刈り日和にもかかわらず、「稲刈りも大事だがこっちも大事」と20人以上が参加。会長の佐藤佐市さん(二本松市)は、「本来収穫はうれしいはずだがつらい。農民は、日本の主食をつくり地域を守る働きをしている。それを突き落とすような安倍政権は許せない。農民連が先頭に立ち地域とも連帯して状況を訴えていきたい」とあいさつしました。軽トラックやトラクターにのぼり旗や「怒り」と書かれたむしろ旗などを掲げ、本宮市から二本松市の繁華街を中心にパレードしました。
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トラクターや軽トラを連ねてパレードしました |
(福島県農民連 岩渕望)
米作れば作るほど赤字だ!
郡山地方農民連
市長に過剰米の処理で要請
福島県の郡山地方農民連は9月19日、「米つくって飯くえねぇ集会」を郡山市で開催し、農民連会員を中心に約60人が参加し、多くの怒りの声があがりました。
集会に先立ち、ふるさとネットワークの横山昭三さんが講演。「500ミリリットルのペットボトル1杯の精米の価格が50円になり、水より安い」という事実に多くの参加者が衝撃を受けていました。
集会後には、品川萬里・郡山市長に対し、過剰米の処理などを政府に働きかけるように申し入れを行いました。生産者は「今まではよその田んぼでも米を作ってくれと言われれば喜んでやった。しかしこの米価では喜べないどころか、やればやるほど赤字になってしまう」と生の声で訴えました。市長は「怒りを共有して一緒に取り組みたい」と答えました。
この状況を打開するために運動を広めていかなくてはいけないとの思いを新たにしました。
(福島・郡山地方農民連 菊地穂奈美)
(新聞「農民」2014.10.27付)
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