米価暴落・TPP・「農業改革」…
地域草の根の共同広げよう
グリーンウエーブ行動
食健連・全国代表者会議
10月1日から始まる「グリーンウエーブ行動」を前に、全国食健連は9月28日、東京都内で全国代表者会議を開き、22都府県から50人余が参加しました。
食健連の坂口正明事務局長が情勢報告。坂口さんは、「さまざまな課題での一点共闘が発展・合流し、安倍政権の打倒を課題とするまでに発展してきた」と述べ、TPP交渉と日豪EPA批准反対、「農業改革」、米価暴落などの現状を報告。グリーンウエーブ行動では、自治体や諸団体への訪問・対話を軸とした県内キャラバン、学習会、宣伝行動や署名などを展開し、「地域での草の根からの共同を広げよう」と呼びかけました。
討論では、京都農民連の安田政教さんが、「今年の日照時間は例年の半分で、収量も少なく、品質も2等が38%。さらにJAの仮渡金は1俵3100円も暴落しており、年末の自殺者が心配だ。農民連で議会要請に取り組んでいるが、この期に及んで“まだ米価は高すぎる”という自治体もある一方、“この米価は自治体も何らかの声を上げる必要がある。周りの市と相談する”と言う市長もいる。地域での取り組みをさらに強めたい」と発言。愛媛食健連会長の村田武さんは、「学習会を足掛かりに県下全ての市町と農協を訪問したい」と抱負を語りました。
10月1日には、東京・新宿駅頭で、グリーンウエーブ・スタート宣伝を行い、「日本の農業と食料を守ろう」と、道行く人に訴えました。
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対話が次々と広がったグリーンウエーブスタート宣伝=新宿駅西口 |
(新聞「農民」2014.10.13付)
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