止めよう安倍政権の暴走
臨時国会開会向け
国会包囲共同行動
第187臨時国会が、9月29日、開会しました。会期は11月30日までの63日間の予定です。
今国会は、安倍内閣が集団的自衛権行使を容認する閣議決定を強行して以降の初めての国会となるだけでなく、消費税の10%増税、原発再稼働、沖縄県辺野古の新基地建設、労働法制改悪など、安倍政権の暴走政治が真正面から問われる歴史的情勢のなかで開かれます。また、日豪EPAの批准も今国会に上呈されているほか、安倍首相は開会日の所信表明でTPP推進も明言しています。
開会日にはさまざまな行動が国会内外で終日取り組まれ、「安倍政権の暴走を止めよう!国会包囲共同行動」(主催は同実行委員会)には2000人が参加し、「人間の鎖(ヒューマンチェーン)」が国会をぐるりと取り囲みました。
農民連の吉川利明事務局次長がマイクを握り、「収穫の季節を迎えているが、1万6000円の生産費のなか概算金は7000円台という米価暴落のなかで、脱サラして就農した若い農業後継者が見通しがたたず、自殺に追い込まれている。この米価暴落は、国が国民の主食に責任を持たず、なんでも市場まかせという姿勢が引き起こしたものだ。米価問題でも、TPP交渉や日豪EPAの批准反対でも、国民諸階層と共同して、最後までたたかい続ける」と、力強く訴えました。
(新聞「農民」2014.10.13付)
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