「農民」記事データベース20140929-1135-08

旬の味


 朝晩がめっきり寒くなってきた。8月に誕生した孫の産着も1枚から2枚重ねとなり、そのまばゆい笑顔とベそ顔に癒される毎日だ▼いつもなら今の時期は、きれいな人参を出荷しているころだが、8月の雨と暑さに一気に成長し、割れ、腐り、そして大きくなりすぎ、出荷に支障をきたしている。でも黄金色に輝く稲は風に大きく揺れ、今年も収穫の時期となった▼青森県産米の「まっしぐら」のJAの概算金は7300円の報道に、米生産者たちは怒りに体を震わせた。昨夜、わが農民組合の副会長も痛い足をひきずりながら「米つくって、メシ食えねえ!」の大集会に、「黙ってはいられない」と、夜行バスに乗り込んだ▼沖縄・辺野古の海をこわし、市民の声を聞かない工事の強行は、許せない。市民が、浜辺に勢ぞろいし、「NO、BASE!(基地はいらない)」とアピールした。日本国中の津々浦々で、安倍政権に抗議する仲間の姿があふれている。あきらめずに、子らに託せる明るい平和な未来をつくっていこう。

(陽)

(新聞「農民」2014.9.29付)
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2014年9月

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