農のこころ丸山美沙夫
農去りし我も燃えたち稲たるる 竹村 茜 俳誌『白炎』から。この句の「農去りし」は、決して農を捨てたという人でないことが伝わってくる。高齢から後継者に任せているのだろうが、稔り稲田を眺めていると心が燃えたつのだろう。農ひとすじに生きてきた者でなければ、この思いは詠めない。収穫の秋は何か自分にできる仕事の手伝いを、待ちかまえている。
(新聞「農民」2014.9.29付)
|
[2014年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2014, 農民運動全国連合会