旬の味
真夏が過ぎ、収穫の秋に差しかかろうとしているが、この時期、みなさまはいかがお過ごしだろうか▼酪農家が秋に収穫するものの代表的なものは飼料用トウモロコシで、収穫までの間に害獣や虫にやられないよう電気柵を設置したり、農薬を使ったりして収穫物を守ったりする。暖かいときに成長をするため肥料をまいたりもする。こういった作業も機械や薬品の進歩により「以前よりも速く、また楽にできるようになった」と農家の方々は口をそろえて言う▼しかし、今年の夏は晴れの日が続かず、気づけば雨の日しかなかった。そのため、手間をかけ育てた収穫物も普段に比べ、まったく伸びなかった。知り合いの野菜農家の方は野菜の価格はいいが、できた野菜が例年より小さいと嘆いていた▼時がたつにつれ技術が進歩し、時には自然に対抗しながら植物を栽培しているが、自然の力に逆らうのではなく、上手に共存できる技術が発展すれば私たちは長く地球とつき合っていけるのではないかと、私は考えている。 (Y)
(新聞「農民」2014.9.22付)
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[2014年9月]
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