TPP交渉からの撤退を食健連 雨の新宿駅西口で宣伝
全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は9月8日、雨の降る中、「TPP交渉からの撤退を」「農協つぶしの規制改革は許さない」と訴える東京・新宿西口で駅頭宣伝を行いました。 オバマ米大統領が「TPPの11月大枠合意を目指す」と改めて言明し、1日からハノイで行われたTPP首席交渉官会合、9、10日に行われた日米農産物実務者協議が進展のかぎを握るといわれるなかで行われました。
米の需給と米価安定に責任もて農民連を代表して、吉川利明事務局次長がマイクを握り、「TPPが締結されれば9割ものお米が、外米に取って代わり農村に大打撃を与えるといわれているが、今全国の農村で40数年前の低米価が押し付けられ、『米つくって飯くえねえ』の状況が広がっている。『政府は米の需給と米価の安定に責任をもて』の声を一緒に上げていこう」と呼びかけました。
また、「西川公也新農水大臣はTPP反対運動を進めてきた私たちにとって、最悪の人物」だと指摘。就任のインタビューで、「衆参両院の国会決議を守り抜くことに変わりはない」としつつも、「政府試算にある経済効果があるならば、農林水産業を守りながら貿易量拡大のための経済連携を進めたい」と述べ、甘利TPP担当大臣が「大変前向きな方が閣内に入った」と大喜びしたことを紹介しました。 他にも、全農協労連の舘野豊書記長、全国食健連の坂口正明事務局長が、TPP、農協改革について訴えました。
(新聞「農民」2014.9.22付)
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[2014年9月]
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