農民連女性部25周年記念総会
奈良県で来年2月に開催
全国から集まりましょう
1990年3月23日に誕生した農民連女性部(当時は婦人部)は、来春25周年を迎えます。
この間女性部は、米の輸入自由化に反対して雨の中での農水省前の座り込みや、産直や加工交流会、平和の学習など、その時々の要求をもちあい運動を進めてきました。国際活動にも参加し、世界の仲間との連帯行動にも取り組んできました。
毎年、2月に開催してきた総会は、それぞれの年の全国各地の活動を交流するとともに、郷土食を囲みながら農民の誇り、仲間の大切さをかみしめ、元気をみなぎらせる場となってきました。
西日本で初の開催
しかし、まだ実現していないことがあります。それは、西日本での女性部総会の開催です。
今年の第25回総会で久保田みき子部長が「来年は西日本で会いましょう!」と呼びかけて以来、役員会での討議を進め、様々な要求運動で仲間を増やしている奈良県で「第26回農民連女性部総会」を開催することを決めました。
8月27日には、総会を迎え入れるための地元実行委員会が立ち上げられました。森本吉秀・奈良県農民連会長は、「記念総会が奈良県で開催されることは、本当に光栄なこと。他にまねのできないことをしている『奈良』の活動を発信できるチャンスです。組合員だけでなく奈良の農業でがんばる女性たちにも参加を呼びかけて、農民連を知ってもらいましょう」と呼びかけました。そして総会を盛り上げるためのアイデアを出しあいました。
「いま政治が農を粗末にし、農協もつぶそうとしている。私たちの思いは、これからも農業を続けられること」「若い世代の声も聞きながらテーマをつめていこうか」など、講演テーマをめぐって議論に。また、奈良の魅力を発信するために、学校給食、農産加工、お弁当づくり、宣伝しながらの夜市など、様々な実践を紹介したらどうかと話し合いました。
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奈良県農民連事務所からのぞむ明日香村の風景 |
柿の葉ずしで交流
恒例の夜の交流会では、「柿の葉ずし」を300個作っておもてなしすることを決め、今から柿の葉を600枚収穫して保存することに。「イチゴ大福もつくります」「寒いから、飛鳥鍋などの汁物もあるといいね」など話題はつきません。
TPP、「農政改革」など、農業をめぐる情勢が激動し、農民連の役割がいよいよ大きくなっているなかで迎える女性部総会。全国で女性部を立ち上げ、仲間を大いに増やして来年2月8日〜9日に奈良県で開催される女性部総会に全国から集まりましょう。
(農民連女性部 藤原麻子)
(新聞「農民」2014.9.15付)
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