「農民」記事データベース20140908-1132-03

税務調査ちらつかせた脅しは不当

税務署に督促書を
返還して強く抗議

山形・庄内農民連


 山形県の庄内農民連は7月22日、鶴岡税務署に対し「収支内訳書提出督促文書」を返還する行動を行いました。

 集団申告の際に収支内訳書を提出しなかった会員に、鶴岡税務署長名で提出を督促する文書は例年送付されていましたが、今年6月に送付されたものは「上記期限までに書類の提出がいただけない場合において、各種情報等に照らして必要があると認められたときは、調査を実施する場合があります」との記述があり、受け取った会員から不安の声が事務局や税対部に殺到しました。

 従来、収支内訳書については「強要しない」「提出しないからといって不利益はない」との付帯決議があり、国税通則法の「改定」にあたっても、「従来の運用を変更することは考えていない」と答えています。

 税務署に対しては7月8日に、「3・13重税反対集会実行委員会」として抗議を行いましたが、「税務調査をちらつかせて納税者を脅すのは許せない」「納税者の抗議の意思を直接伝えるべき」との声が出され、鶴岡民主商工会の会員の皆さんと一緒に行動を実施することになりました。

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督促書送付に抗議する庄内農民連

 当日は十数人が参加し、約20人分の督促文書を返還しました。参加した会員は「文書の内容がきついものだったので、ずっと憂うつな気分だったが、みんなでいっせいに文書を返してきてすっきりした。来年はもっと大勢で返しに行きたい」と話していました。

(山形・庄内農民連 梶昇司)

(新聞「農民」2014.9.8付)
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2014年9月

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