旬の味
今年の夏野菜のピークは7月いっぱいで、キュウリが豊作でした。産直歴三十数年ともなると会員も高齢化して胃袋が小さくなり、家族数が減り、夏野菜の最盛期をどう乗り切るかを話し合ってきました。今年は早くから「キュウリのレシピあれこれ」を配り、料理実習もやりました▼7月には会員が協力者を募り、1袋500円の野菜を届けました。私は6軒の協力者に届けたのですが、途中で「娘婿の家庭菜園の収穫で、だぶついてきたからパス」と言う人や「娘にも届けたいから」と言ってくる人、私を気の毒がって取りに来る人もあるなど、調子に乗ったころにピークを通過しました▼それでも、事務所では400本のキュウリを塩漬けにして冷蔵し、秋にキュウちゃん漬けにして届けることになっています。今年は三度豆もトマトもナスもたっぷり来ました▼これはIターンの就農者が9年目を迎え、見事な出来栄えだったからです。先輩生産者たちは「やっぱり9年だけのことはあるなぁ」と目を細めています。 (風)
(新聞「農民」2014.9.1付)
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[2014年9月]
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