つぶせTPP! 生産費保障する米価を
秋田で怒りの県民集会
“だまっていられない”と飛び入り発言も
秋田県米価対策共闘会議(議長・鈴木万喜夫県農民連委員長)は8月1日、「つぶせTPP、生産費を保障する米価に! 8・1だまっていられない怒りの秋田県農民集会」を秋田市で90人余りの農民・市民を集めて開きました。
「TPPは漂流し始めたが、息の根を止めるまでたたかい続ける。米国と日本の大企業の利益優先の『日本農業潰し』を見過ごす訳にはいかない」。鈴木議長のあいさつは冒頭から気合いが入っていました。
来賓として出席した、県労連議長、県農協労委員長、新日本婦人の会事務局長、共産党県議会議員も、今まで以上に熱い連帯のあいさつでした。
秋田県JA中央会の木村一男会長の「激励メッセージ」は、今まで以上の連帯と運動強化を訴えるものでした。
「だまっていられない怒りの発言」に、地域代表の3人の農家がたちましたが、飛び入りした三浦サユリさんは、「私は慣れない農業とお父さんを選んで苦労した50年余りだった。農業で家族の幸せを支えてきた。私たちから農業を奪うのは許されない。一言言わずには帰られない」と気迫の訴えをしました。
集会の最後に「危険性・凶暴性むき出しの安倍政権を打倒し、農業の未来を切り開く」との特別決議を採択しました。
集会後のデモ行進は、トラクター4台、軽トラ15台を連ねる、例年を少し上回る規模でした。
集会後に「生産費を保障する米価を」などの要望書を届け、懇談しました。要請先は秋田県、県農業会議、県農協中央会。どこの要望先でも、協力と共同を強める話し合いがなされました。
(秋田農民連 猪股義補)
(新聞「農民」2014.9.1付)
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