「農民」記事データベース20140825-1130-06

農のこころ

丸山美沙夫


 走りゆく眼差し今朝の稲の出穂

              美沙夫

 淡い緑色の稲の出穂がいっせいに見られた瞬間である。青田は夏の季語だが、稲の出穂によって秋の季節へ農村の原風景も様変りする。田一枚一枚を見渡している農びとの目の輝きにはほっとさせられる。だが、二百十日の台風シーズンでもある。稔りの収穫期まで目が離せない不安とともに、気象条件にも立ち向うとき。

(新聞「農民」2014.8.25付)
ライン

2014年8月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2014, 農民運動全国連合会