農のこころ丸山美沙夫
穂孕みのはじまっている青田かな 久保田 徹 『ザ・俳句歳時記』から。出穂を待つ農びとが、青田を巡りながら膨らみはじめた稲の茎を触っているような情景を感じる。このまま順調に育つと、まもなくいっせいに出穂する。毎日の気象状況に気を配りながら、水の管理も大事なときである。さらりと詠んでいるが稲を育てる大事な一こまが力づよく伝わってくる。
(新聞「農民」2014.8.11付)
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[2014年8月]
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