農のこころ丸山美沙夫
一塊の土もて水を盗まるる 堀口 希望 俳誌『出航』から。農業にとって水の必要な夏季に雨が降らず旱魃になると大変である。農業用水路が整った現在では、昔のような水喧嘩は見られなくなっている。しかし、水量が少なく管理者のいないところでは、この句のような出来ごとがある。「一塊の土もて」と詠んで、水を盗んだ者の良心をも滑稽に捉えている。
(新聞「農民」2014.8.4付)
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[2014年8月]
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