農のこころ丸山美沙夫
胡瓜〓(※)ぐや朝一番の光り被て 安井 房子 『ザ・俳句歳時記』から。新鮮な野菜を保つためには日中でなく朝採りをする。胡瓜などの出荷は、間に合わせるための朝夕の作業は大変である。夜明けとともに胡瓜〓(※)ぎに出掛けて行く姿。「光り被て」と言う表現は、作者ならではの体得した感性と感覚から閃いたものだろう。働く意気込みが逞しく伝わってくる。
※〓は、「てへん」+「椀」の右半分(つくり)。 (新聞「農民」2014.6.30付)
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[2014年6月]
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