川内(せんだい)原発再稼働許すな
原発なくす全国連絡会
全国で一斉宣伝行動
関連/自給率向上を最優先した農政改革求める請願・陳情
7月中に鹿児島県にある川内原発を再稼働させようとする安倍政権の動きに対し、原発をなくす全国連絡会は6月13日、「拙速で危険! 川内原発再稼働を許すな」全国一斉宣伝を行いました。東京・新宿駅西口で行われた宣伝には農民連本部からも多数参加し、原発ゼロを求める署名に協力を訴えました。
農民連の齋藤敏之常任委員は「農民の安全で新鮮な農産物を作ろうとする努力は原発事故で一瞬に吹き飛んだ。これをまともに直そうとしない政府に再稼働をする資格も能力もない」と怒りを込めて訴えました。
通りかかった新宿区在住の看護師、菊地紫(すみれ)さん(38)は宮城県気仙沼市から避難しています。「津波で父親は漁師ができなくなり家の再建は全く見通しが立たない。原発事故や震災からの復旧、福祉の充実など、先にやらなければいけないことはたくさんあるのにおかしい」と署名しました。
世田谷区に住む女性は「広島に縁があり、友人も原発で仕事をしていて急性白血病で亡くなりました。亡くなった夫は電力関係の仕事をしていましたが、私は母親として、女性として原発には反対です」と話していました。
岡山県農民連 23自治体に提出
岡山県農民連は5月15日の執行委員会で、県内の全自治体に「食料自給率の向上を最優先した農政改革を求める請願・陳情」を提出することになり、県を含めて23自治体に請願・陳情をしました。
赤磐市では5月28日、地元の会員3人が、朝の野菜出荷の仕事を終え、請願提出に参加してくれました。
その後、提出した自治体から6月議会での意見陳述の要請があり、6月17日に井原市で、18日に倉敷市で、25日に新見市で行われます。
(岡山県農民連 秦明美)
(新聞「農民」2014.6.30付)
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