旬の味
1990年に87歳で亡くなった評論家、丸岡秀子さんの5月の忌日が過ぎました。先日は近所の友人と記録映画「ひとすじの道」(同名の丸岡秀子自伝があります)のビデオを見ました▼「読むこと 書くこと 行うこと」を農村女性に呼びかけた丸岡さんは、戦前はJA中央会の前身「産業組合中央会」の職員でした。そして、農村婦人問題を女性運動の中に押し出す仕事を生涯の仕事にされてきました。私も丸岡さんによって農村女性とつながることができたのですから▼先生は憲法を喜び迎えて「未来への希望をつつみながら、生活の苦痛を乗り越えられる。その生きいきとした精神がありました。それが憲法という旗印でした」と言われています。またこのビデオをつくった一人、長野の千野喜和子さん(果樹生産者)が「農村女性も歴史をつくっている一人なのだ」と言われています▼ビデオをお持ちの方は見ましょう。自伝『ひとすじの道』を読みましょう。そして、語りましょう。今の日本に何が起きているのかを。 (風)
(新聞「農民」2014.6.23付)
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[2014年6月]
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