「農民」記事データベース20140623-1122-09

夏季カタログ

奈良・五條市
田中びわ


農薬無散布
丹精込めて
果汁たっぷり

 奈良と和歌山の両県境にある五條市田殿地区にビワ生産者、宮尾憲明さんのほ場があります。ビワ以外にも柿や梅などを栽培しています。

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生産者の宮尾憲明さん

 奈良県でビワを商業栽培しているのは4戸ほどです。最近は鳥獣被害が多発しています。先日もワイヤーメッシュ(注)を張りめぐらした畑の中にシカが侵入しました。

鳥獣被害とたたかい

 かなりこう配のあるほ場での収穫の最中にもイノシシが現れ、急な斜面を利用して、枝に足をかけて枝を折りビワを食べることもあります。

 果樹栽培の盛んな五條市では鳥獣対策の資材の支援がありますが、申請者が多いこともあり順番待ちになることもしばしばです。

 また、今年はカメムシ被害も多く発生しています。6月25日から7月10日ごろが収穫期。ふっくらとした果汁たっぷりの「田中びわ」は、水はけのよい急傾斜地で農薬、化学肥料を使わず丹精込めて育てました。

 農民連ふるさとネットワークの夏季産直カタログで、「田中びわ」を掲載しています。

 (注)コンクリート舗装などの骨材として使用する安価なワイヤーメッシュ。支柱はある程度の強度が必要。電気柵のようにまめな管理ができない場所では、もっとも効果が期待できる柵。
(奈良産直センター 水井康介)

250グラム(4〜6玉)×4パック 2600円(税・送料込み) 追加送料 北海道・沖縄+800円

(新聞「農民」2014.6.23付)
ライン

2014年6月

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