殺し殺される日本にしないで!
暴走政治に抗議
広げに広げよう
国会前行動
通常国会最終盤の6月11日、国民大運動実行委員会と安保破棄中央実行委員会、中央社会保障推進協議会(中央社保協)は国会前行動を実施し、安倍政権による集団的自衛権行使容認、社会保障改悪、教育「改革」に反対の声を上げました。国会情勢が緊迫している中、雨にもかかわらず450人が国会前に駆けつけました。
運動が燎原の火のように広がる
全労連の高橋信一副議長は「今、全国で安倍政権の暴走政治に対し集会、署名活動が行われ、座り込みも行われているなど、運動が燎原(りょうげん)の火のように広がっている。このたたかいの火を広げに広げよう」と呼びかけました。
日本共産党の大門実紀史参院議員が国会情勢を報告。新日本婦人の会の代表から大門議員に署名が手渡されました。署名を持ってきた女性は「私には9歳と4歳の子どもがいます。戦争のない平和な日本を子どもたちに手渡していきたい」と訴えました。
日本婦人団体連合会の柴田真佐子会長は「安倍首相は『女性と子どもを救うために』と言って、集団的自衛権行使容認を進めようとしている。『ふざけるな。女性を甘く見るな』と女性たちは怒っている」と怒りの声を上げました。「殺し殺される国にしてはいけない。子どもたちの未来のために、絶対に集団的自衛権行使は許さない」と決意を表明しました。
国会の最終盤がんばりぬこう
全日本教職員組合の小畑雅子中央執行委員は「海外で戦争できる国、企業が一番活動しやすい国を支える人材作りのために進めているのが『安倍教育再生』だ。許すわけにはいかない」と訴えました。
中央社保協の山口一秀事務局長が行動提起。「国会議員要請に対する反応が変わってきている。変えたのは私たちの運動の力である。このことを確信にして、国会の最終盤までがんばりぬこう」と呼びかけました。
集会前に激しかった雨はぴたりとやみ、参加者は大きな声で国会に向けシュプレヒコールをしました。
埼玉県農民連もTPP撤退求め
同日、農林業・食糧・健康を守る埼玉連絡会(埼玉食健連)はTPP交渉からの撤退を求める緊急要請を国会議員に行い、埼玉県農民連からも6人が参加しました。すべて秘書対応でしたが与党議員の秘書からも「交渉の内容がわからなくて困っている」「遺伝子組み換えの表示がなくなるのは嫌だ」などの声が上がっていました。
(新聞「農民」2014.6.23付)
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