「農民」記事データベース20140602-1119-10

田植え交流会

農業の大変さわかった

愛知県農民連青年部
平和若者ネットワーク


 5月10日、愛知農民連青年部と平和若者ネットワークの共催で“年間米づくり企画”1回目の田植え交流会を新城市で行い、青空の下14人が参加しました。この企画は、田んぼや米づくりを身近に感じてもらいたくて企画したものです。今後は草取り、あぜ草刈り、稲刈りと計画しています。昨年末の忘年会から青年部に参加している佐宗知幸さんの田んぼで行われ、平地より600メートルほど高い山間の田園地帯です。

 この日は、手植えの前に機械植えの様子を見てもらいました。参加者のうちの何人かは佐宗さんに教えてもらいながら実際に田植え機に乗って操縦を体験。均一な間隔で苗が植えられる様子に、周りでは歓声があがり、早速スマートフォンで撮影がはじまりました。

 田植え機が田んぼの両端を見事に植えていきます。手植え分を残して、いよいよ田んぼへ。用意したガイドひもに沿って全員が一列に並んで植えはじめますが、慣れない足場に思うように進みません。しかし、途中から田植え経験のある農民連会員のリードでスピードアップ、予定時間内に終わることができました。

 田植え後は、佐宗さんのお米、農民連の野菜や豚肉を使ったバーベキューに焼きそばを食べながらの交流会。感想では「はじめての田植えはとても楽しかった」「最初泥だらけになるのは抵抗があったけど、やってみたらとても楽しかった」「楽しいだけじゃない農業の大変さが少しわかった」「今後の作業にもできるだけ参加したい」と話していました。

 最後は参加者から民俗芸能「荒馬踊り」が披露され、農村文化の一端に触れました。もとは、青森県の津軽地方で田植え後の「さなぶり虫送り」行事の中で踊られていたそうです。こうした素朴だけれども、自然に根ざして、生きていることをみんなで喜べる農・漁村文化も身近になるといいなと思います。

(愛知県農民連 服部円美)

(新聞「農民」2014.6.2付)
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2014年6月

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