産直運動の未来型 わかった
いまこそ守ろう!
家族の健康・食卓の安全
産直講演会と分散会
新婦人愛知県本部
4月25日、「TPP交渉はもうやめよう!いまこそ守ろう!家族の健康・食卓の安全」(新日本婦人の会愛知県本部主催)と題して、産直講演会と分散討論会が開催され、150人あまりが参加しました。
講師に農民連の吉川事務局次長
新婦人のうた、農民連の田植え体操で暖まったあと、農民連事務局次長の吉川利明さんが「新婦人と農民連の産直運動未来型・ときめき交流」をテーマに講演しました。
食をめぐる情勢の特徴を、「食糧・農業、いのちを支える糧・人類の固有の権利として発展させるのか、TPP・『攻めの農政改革』にみられるようにもうけの道具としてしまうのか、攻めぎあいの情勢である」ことを強調しました。
TPPの危険性・「攻めの農政改革」の実態について触れたあと、国際家族農業年の意義や、新婦人産直の経過を振り返りながら今日的な産直運動について話しました。「産直小組をめぐっての迷い」があることを指摘しつつ、それを乗り越えがんばっている経験や都市と農村の新たな提携の経験を紹介。その中で「交流を通じてお米や野菜の背景が語られてはじめて、農産物から“産直品”になる」「交流を通じて農業と農村の大切さが伝わり、産地がふるさとに変わる」と交流の意義を強調しました。
グループ討論と全体会では、「産直に参加します」との発言や「産直運動の原点に返ることができた」「学習の大切さを思い出した」などの感想、「おひとり様ボックスがあるといいな」など利用者を増やすためのアイデアが出されました。
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グループ討論と全体会で盛り上がりました |
休憩中、展示・販売スペースで農民連も旬の野菜、お米、豚肉、お茶を販売しました。
「ゲストも誘ってわくわく体験しよう」「お米&野菜100人ふやしにチャレンジしよう」と学習と交流の楽しさや大切さを実感できる会となりました。
(愛知県農民連 服部円美)
(新聞「農民」2014.5.26付)
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