「農民」記事データベース20140505-1116-12

10年目迎える

2014年夏カタログ

農民連ふるさとネット

関連/“大騒動”の連続です


新鮮・安全な産直品120以上
大震災被災支援品もズラリ

 農民連ふるさとネットワークのカタログ事業は、ふるさとネットが結成された年(2014年)と同じ、10年前にスタートしました。

 これまで、沖縄(与那国)から北海道まで多くの皆さまにご利用いただいてきました。今夏も新鮮で安全な産直品を120品以上掲載しています。

 4ページのうち1ページ分は被災地支援品にあてています。農民連100%のこのカタログには、“なくそう原発! ストップ! TPP”の思いがたくさん詰まっています。

 会員の方はもちろん、ふるさとネットの産直運動と共同する方々にも、カタログを通して農民連の農畜産物、水産物の豊かさを目でも舌でも味わってほしいと願っています。どうぞご利用ください。


カタログ掲載のさくらんぼ

“大騒動”の連続です

山形 天童産直センター

 部員29人はいつも“騒動”の連続です。

 最初は4月の発芽時期。霜にあたり雌しべが死なないように注意報がでれば、徹夜で外気温を観察し、ときには灯油で火をたきます。

 次は、開花時期の交配作業。マメコバチやミツバチを放したり、毛ばたきや花粉で交配作業を行います。

 さらにビニール掛け。雨に当たり、実割れや傷みを防ぐための作業です。雨よけのテントは高さが3メートル以上あり、長さは長い人で100メートルもあります。風の少ない早朝から家族総出で疲労困ぱいになります。

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家族総出のビニールかけは大変な作業です

 そして実が色づくころは「色がこなくて(つかなくて)収穫できない」、着色先行だと「まだ熟さなくて収穫できない」と。

 出荷の時期には電話がなりっぱなしで殺気立ち入出庫担当者は毎日さくらんぼの夢ばかりです。

 それでも「おいしかったよ」と手紙をもらったりするとうれしくてたまりません。

 仲間とともに学び教えあい助け合いながら、作っていきたいと思います。ぜひ、さくらんぼお召し上がりください。

(山形・農事組合法人天童産直センター 木村幸広)

(新聞「農民」2014.5.5付)
ライン

2014年5月

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