農のこころ丸山美沙夫
春耕へ水車太古の陽を回す 宮田 硯水 俳誌『白鷺(はくろ)』から。田植えや農作物の種蒔きの前に、田畑の土を耕すことから「耕す」は春の季語とされてきた。昔は人が耕し、馬や牛を使うようになり、現在は耕耘機が主力となっている。とくに米作りには大切な水である。この句、「水車太古の…」と詠んで、時代を経てもなお農に生きる背景を表出させている。
(新聞「農民」2014.5.5付)
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[2014年5月]
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